冬休み子ども科学電話相談

『惑星はどうやってできましたか?』

NHKラジオR-1で放送されている名物番組「夏休み子ども科学電話相談」。
34年目にして冬休みバージョンが始まり、Yくん、ついに悲願の電話出演を果たしました?

実際には一昨年からチャレンジしはじめましたが、放送自体はYがお腹の中にいる頃から聞いてきました。
お年頃になったらいつか必ず電話出演し、専門家の先生と直接お話しをしてもらいたいと、...悲願というか執念のように思い続けて7年もたった...と考えると、私もしつこい性格なんですね?

放送期間、午前中に在宅の日は朝必ずNHKに電話。
(幼稚園児はけっこう忙しいので、一夏のチャンスは6〜7日。)
話し中のところをひたすらかけ直し、繋がるまでに30分かかったこともありました。

電話が繋がったらYから質問内容を伝えます。そして待つこと数時間。採用(=出演)の際のみNHKから電話がかかってくるという仕組み。

年中さんのころは、もじもじしてしまってうまく質問できず、その時点でハネられたわね?ということもありました。

一年生の今でもやっぱり緊張してレスポンスはいまいちでしたが、ともかく採用されてよかった!

Yの場合は天文、ついで恐竜関係の疑問が多いようです。

専門家の先生は、最先端の学術的な知見を平易に説明してくださるので、図鑑などに載っているトピックでも、訊ねてみる価値は大いにあるのです。(図鑑に載っているのは数年前の共有知ですからね。)

今回の質問は、ざっくりした『惑星の作り方』だったのですが、もう少しニッチな質問が出てくることもあるので、次の夏休みにはまた新たにチャレンジしたいと思います?
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    劇団四季『アンデルセン』

    劇団四季『アンデルセン』。
    このミュージカルを語る形容詞はといえば、「みずみずしい」の一言につきるでしょう。

    これで劇団四季のミュージカルとしては3作目を体験したことになります。
    《オペラ座の怪人》《美女と野獣》は、異形の存在との恋、という主題が共通しているため、私のなかで《ほの暗い》ミュージカル観が知らないうちに築き上げられていたことに、それを昨日心地よくうち破られて初めて気づきました。

    ハンスはもとより、みんなさわやか。後ろの方の席だったので顔立ちまでは見えませんでしたが、おそらく若い役者さんたちが多いのではと感じました。ダンスのキレのいいこと、動きのダイナミックなこと!

    これまで特に興味のなかった『キャッツ』の楽しさってもしかしてこういう類いなのかしら、とも想像しつつ...。

    感想がいつにもまして長くなりそうなので、みなさま読み飛ばしやすいように、軽く章立てしておきますね(笑)

    ↓↓ ↓↓ ↓↓

    【全体の構成】
    ダンスとバレエがメインで、歌はやや少なめかも?という印象。

    主にハンスが語り、歌い、物語をリードしていきます。まさにタイトルロール。
    童話の世界が歌とダンス、バレエで綴られていくタペストリーのような展開でした。

    親指姫、みにくいアヒルの子、人魚姫、はだかの王様、マッチ売りの少女...珠玉の作品は、もちろんそれだけで楽しめる(しかも世代を越えて)のですが、ひとつひとつの物語の繋ぎ方、つまり導入のしかたがとても興味深かったです。

    いじめられている子を勇気づけるために『みにくいあひるの子』を編み出した、というのはある意味ストレートな方法論なのでしょう。
    けれど、日常生活において散見される子どものふとした厳密さや子どもらしいこだわりを汲み取って『はだかの王様』を発想し導入していく、一見唐突なのに納得させられる《コロンブスの卵》的な強引さ?が心地よく・・・子どもって確かにこういう存在よね(いわゆるトリックスター的な)と頷いたのでした。
    そして、それが違和感なく成立するのはひとえに、物語自体のエネルギー、主役ハンスや役者の皆さんのあふれるパワーと熱意の賜物なのだと感じ入りました。

    ある意味、生の舞台の醍醐味はそれにつきるのかもしれません。


    【少し辛口に...バレエのこと】
    もりだくさんのバレエは、主役二人は素晴らしかったものの、コール・ド・バレエ(群舞)はさすがに、パリ・オペラ座バレエ団とか、キエフ、ロイヤルバレエ、東京バレエ団とか、やや通いつめたきらいのある私としては、意外によいのねと感心した、という感想にとどまったのですが...すみません?
    (ひとさまに自慢できるほど見に行ったわけではありませんが。)

    劇団四季では、ダンスの基礎としてバレエに力を入れているとは聞いていますが、やはり彼らの身体はもっと新しい時代のミュージカルナンバーにこそ乗り、生きてくるようにチューニングされているのだと、敬意を込めて言いたいのです。
    練習の時もオフの時も変わらず、ミュージカルのために生き、呼吸しているのだろうと思わせる《密度》を、鮮やかなダンスのなかに感じます。

    さて。
    クラシックバレエはミュージカル音楽よりもう少しテンポが緩やかなものが多いです。それは、一音ずつの音の終わりまでしっかりと指先や足の先を使って表現しようとすると必然的にゆっくりになる、というのがその理由。
    単にテンポという言葉にとどまらず、時の流れ方そのものが違うように思います。(振り付けの細部へのこだわりために音楽のテンポが時々微妙に変わるのです。)
    指先...というよりその先の虚空までも包摂して、時間軸含め四次元界(?)の身体表現にしてしまうバレエダンサーたちには、やはり敵わないのだろうな、と思ったのでした。

    いやいや、改めて繰り返すまでもなく、四季のバレエも充分すばらしかったのですよ。
    ただ、神がかった美しさや奇跡を呼び下ろすほどの次元には、専門のバレエダンサーにしか到達できないのだな、と当たり前のことながら思ったわけです。(もちろんバレエダンサーにでさえ、いつでもできることではないけれど。)


    【ホリデーシーズンにどうぞ】
    このミュージカルは、バレエシーンが重要な位置付けを与えられており、時間的にも長いので、ついつい過去に観た様々なバレエを思い起こしながら感興にふけったのですが、とはいえもちろんミュージカルですから、歌とダンスを楽しむのが本来の見方です。

    その意味では本当に楽しく優しく輝いていて、ホリデーシーズンにもぴったり。
    クリスマスお決まりの舞台といえば、ヨーロッパあたりでは、バレエ『くるみ割り人形』があがりますが、私はむしろこの『アンデルセン』を推したいと思います。

    クリスマスの主役である子どもたちに、舞台というものの楽しさを知ってもらおうとするなら、圧倒的に『アンデルセン』に軍配が上がるからです。

    子どもを楽しませる配慮が随所に見られ、かつ大人も楽しめるというのは秀逸な作品ならではだし、《物語の王様》アンデルセンならではなのでしょうね。

    今晩の読み聞かせタイムは『はだかの王様』に決まり、と思い決め、うきうきしながら帰宅しました。
    童心に返るとはまさにこのことですね。

    それは、もとをただせばアンデルセン童話の力ではありますが、ここまで楽しいミュージカルに仕立てあげた脚本家演出家のおかげでもありますし、見事に演じきった役者さんたちのおかげでもあります。
    あらためて、舞台っていいなあ?


    【幸せな愛 の物語】
    ここでいう《愛》は狭義の男女の恋ではなく、広く、人間性そのものに対する愛です。言い換えるなら《信頼》でしょうか。

    物語の重要な軸のひとつとして、ハンスからマダム・ドーロへ捧げる個人的な深い想いが出てきますが、その恋は、叶わないにも拘わらず、いわゆる失恋ではありません。

    いみじくも童話『人魚姫』のラストが、H.C.アンデルセンの書いた原作において、(人魚姫の魂が永遠の命を得るという)ある種のハッピーエンドに昇華されているのと同じように・・・ハンスの失恋は、マダム・ドーロ及びその夫との舞台『人魚姫』共同製作によって、幸福な結末を迎えたと言っていいと、私は思います。

    言い換えると、すべての童話の《登場人物》ではなく《執筆者》であり続けたH.C.アンデルセンが、少なくとも恋愛においては生涯不遇であり続けたように(別に大したことではないのですけどね)、ハンスもすぐれた《傍観者》であったのだと思うのです。

    バレエ『人魚姫』が大成功を納め、マダム・ドーロ夫妻からセレブなパーティーに招かれたハンスが、「頭のなかにあふれている物語を書き留める時間がほしいから」と誘いを断り、質素な自室へ帰っていく様。さすが創作者?と惚れ直す一瞬でもあり、共感できる箇所でもありました?

    ・・・このようにして、ハンスの恋は《物語の王様》として永遠の魂を得るというハッピーエンドに昇華されていくのです。
    脚本のさりげないうまさにも惚れ惚れしました。


    【日本の劇団は草食系?】
    このミュージカルの作曲者レッサー氏の奥さまが、『アンデルセン』は劇団四季版が一番素晴らしいと評したそうです。
    今回舞台を見て、腑に落ちた気持ちになったので、少し触れておきます。

    なお劇団四季以外の舞台を観たことがあるのは《オペラ座の怪人》だけなので、それに基づいての類推ですが...。

    本場アメリカやイギリスの舞台俳優さんたちの演技は非常にパワフルでアグレッシブ、火山の噴火みたいな感情の爆発を表現しようとします。→肉食系
    日本はといえば、むしろ控えめな感情表現をするようで、どれほどの激情であっても、《静》の中に封じ込めて表現するのが得意。→草食系

    そしてこの『アンデルセン』という作品の、淡い光に包まれた夢見がちな世界観にマッチするのは、間違いなく草食系だろうというのが、私の個人的な意見です。

    夢の中にでてくる人たちは、(私の場合)ひんやりして涼しい、寒色系の場合が多いですし、文学のなかでもどこか無機質で輪郭の薄そうな語られ方をするので、ある程度普遍的に、夢=草食系世界なのではないかと考えられそうです。
    (マグマの大噴火みたいなテクスチャの夢を見たら、目覚めたあと相当疲弊しそうですよね...。)

    【あとがき】
    私がミュージカルを好きなのは、バレエよりもオペラよりも、ストーリー色が強く、人物の喜怒哀楽をvividに描ける媒体だからなのだな、と。

    劇場でいただいた四季『リトルマーメイド』福岡ロングラン公演のチラシを見ながら、遠いなあ...とひそかにため息をついた私。(キャナルシティ、夏に行ったのだけど...。)
    いつかきっと広島にも来てくれると思うので、その時を楽しみにすることにします。

    春先にもまた四季が来るので、見に行っちゃおうかなあ...と画策中?


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      Aqva di Vita 〜アートボトル展

      Aqva di Vita〜命の水〜のアート展 @ 広島市現代美術館。

      先日ご紹介した鳩とガラスボトルによる Spirit of Peace 展の姉妹編です。

      このほどようやく全体像を理解したのですが(^^ゞ
      イタリアのボッテガ社という酒造メーカーが、平和のシンボル《鳩》をあしらったグラッパとスプマンテを販売し、その収益を広島市の平和活動促進費として寄付してくださったのだそうです。

      このボトル展は、ボッテガ社がこれまで産み出してきたアーティスティックなボトルを集めたもの。

      県立美術館で見たガラスのお花、(勝手に)名付けて『玻璃の淑女たち』にもまた出会うことができました?

      思えば、遥か昔(?)に、デイル・チフーリの壮麗なガラスアート展を見たのもこの美術館。
      今回のアートボトル展とは、ピノ・シニョレット氏を介してつながっていて。

      チフーリ展では、一生忘れられないかもしれない鮮烈な空間美に圧倒されたものでした。

      現代美術は難解だったりピンとこないものも(私には)多いのですが、それでも何度も足を運んだ長い年月の間には、強い印象を残した数々の斬新な(数奇な)展覧会があったなあ...と、当時ご一緒した美術仲間のことも思い出しながら、懐かしくも切ない気持ちになりました。

      そういえば友の会に入ってミーティングに出たり、広報誌に記事を書いたこともあったなあ...。ツアーでイサム・ノグチ庭園美術館にいったりと、積極的に参加したのも、この美術館だけでした。

      3年ごとに決定される《ヒロシマ賞》受賞者の展覧会は、テーマがテーマだけに少し恐ろしげでもあるのですが(アウシュビッツとか)、アートに昇華されているので意外に怖いほどではなく、底光りするような美に感性を揺さぶられる一期一会の展覧会でもあります。

      場所がやや不便なので最近遠ざかっていましたが、バリアフリーだし、時々行ってみようかなと思うようになりました。



      常設展でウォーホルのスープ缶などをなんとなく眺めたあと、併設のカフェへ?

      なんと、3館目にして初めて、アートボトル展関連のメニューを発見しました?

      グラッパに漬け込んだレーズンを使ったパウンドケーキ。

      お酒は飲まない人なので(酔うなら紅茶に酔いたい)門外漢もいいところですが、グラッパというのはブランデーなのだそうですね。
      一切れを口元に運ぶ前からお酒の香りがしてきたので、かなりしっかり浸けてあるのかも。体も暖まりそうで、冬向きなのかもしれませんね。






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