卒園に向けて

まだ2歳台で幼稚園に入り、4年間の集団生活を送ってきました。
男の子だからというだけでなく、なんだか飛び抜けて幼かったY。

お友だちはとても優しいお子さんばかりで、本当に恵まれた園生活でした。
先生方も、とても丁寧に向き合ってくださる方たちばかり。

うれしいことはたくさん、悲しいことも人並みに、それぞれあったけれど。

たとえば青に、ブルーグレーもあればヒヤシンスブルーもあるように。
赤に、薄紅や茜色があるように。

喜びも悲しみも、精緻な色合いがあるはずなのに、幼すぎて「赤」や「青」、つまり「うれしい」か「悲しい」の二元論としてしか感じ取れていないようにも思えていて。

ただ無心に泣いたり笑ったりしている我が子を見ていると...母親としては、幼すぎてまだ充分に耕されていない感情をくみ取って、代わりに感じてあげたい...というような、もどかしくそれゆえに不憫でいとおしい、そんな気持ちでいっぱいになった頃もありました。

けれど今、卒園してお友だちと離ればなれになるのが寂しい...と時おりぽつりと呟く少年Yの姿を見ていると。
もう彼の悲しみは彼自身のもので、母親が一心同体となって補完してあげる必要などないほど・・・この子はもう、一人前の感情体(?)なのだということが悟られてきます。

Yは6歳半。
幼稚園でお友だちと共に過ごした年月のほうが、親子のみで過ごしていた乳児の期間よりも長いのです。
少人数の幼稚園のため、クラス替えもなく、同じメンバーとずっと過ごしてきて...お互いを知り合う前の記憶が残っているのかも定かではないほど...「生まれたときから友だちだった」感覚さえ持つほどの、長い4年間だったことと思います。

今、生まれてはじめて結んだ深い絆からの別離を経験しようとしているY。

私はもはや、寂しさを感じる彼の横にいて、その悲しみを眺め、思いやることしかできません。

お腹のなかにいた頃、そして生まれて間もない頃の、心身ともに母子が一体だった頃のことも、自然に思い起こされてきます。

そして今、こんなにもしっかりと感情の豊かな色合いを織り上げることのできるまでに成長した息子のことを、まぶしく思うのです。

明日は、卒園式です。




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    日本伝統工芸展

    日本伝統工芸展。

    毎年欠かさずではないけれど、院展と並んで楽しみにしている展覧会です。

    静謐、の一言。

    自然をモチーフにした作品も多いのですが、そうではないもの含めすべての作品ひとつひとつに、風や水や大地と響きあいながら暮らしてきた日本特有の心性が感じられるのが好き。
    見ているだけで自分のどこかが磨かれていくような思いです。

    しんと静まり返った小さな水盤のように、完璧なまでになめらかな表面。そこに、つややかな翡翠の光を満たした漆芸の盆。

    春霞のたなびくような、淡く霞んだ硝子の細工箱。

    同じ白でも、峻厳たる白もあれば、馥郁とした白もあり。

    卓越した技を究めると、漆器なのか硝子なのか、素材の違いがわからなくなるほどの、横断的な境地にも感心。

    ため息がこぼれるほどの美しさでした...。


    その後、どちらが本命なの?なカフェに移動。
    おぜんざい目当てで出かけたのですが、《甘酒あられつき》に魅かれました。

    オーダーすると、「ストレート、レモン、ミルクどれになさいますか?」とのお訊ね。

    紅茶好きが高じて、紅茶と口走ったか!?とドキドキしましたが、なんと甘酒にもその究極の(?)3択がついてくるものなのですね...。

    悩んだあげく、ストレート、生姜つきをお願いしましたが...。
    飲んでみて、次回はぜひレモンを試してみたいと思いました。

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      「個」育て

      おぎ・もぎ対談
      「個」育て論

      について。

      教育関係の本をあまり読んだことがなかったのですが、尾木直樹×茂木健一郎ならおもしろかろうと図書館で借りてきました。

      初等教育に我が子を送り出すいまのタイミングでこの本に出会えてよかったです。

      Yがこれから出会う学校、教育、世界は、広い地球の中のほんの一例にすぎないことを認識しながら大きくなってほしいと思います。
      が、どうやって体得してもらえばよいかはまだ考えていません...。

      そして、自分で調べ、考え、決めることのできる大人になるように、徐々に動機付けの程度をゆるめつつ、見守る母になれるよう、
      私もレベルアップしないといけませんね。

      というより私も自分の人生をフルに生きるからあなたも自分の人生をフルに生きてね、という一言に尽きるかもしれません。
      私は今この瞬間にも、やりたいこと満載の人生なので(笑)


      そして、尾木直樹さんの授業では、毎週3冊の読書を課していると知り、反省しました...。

      忙しいから(目も悪いし)と怠けて読書しない人になりつつあったので、心を入れ換えて本を読もうと思います。

      ますます忙しくなりそう...。
      時間の使い方を工夫しないとね。



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